忘れ霜
立春から数えて八十八日目、五月二、三日になります。八十八夜の別れ霜、忘れ霜とも言いますが、茶畑をイメージした意匠です。 |
唐衣
業平が三河国八橋で「かきつばた」五文字を句の頭に据えて旅の心を詠んだ歌です。この御菓子の本歌は末富さんにあります。生地は外郎製です。(なんか |
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末富さんの真似ばかりでしょうか?)生地の中は粒餡が入っています。でも水野さんオリジナルのお菓子が多いそうですが、あまりお見せできないそうです。
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紫陽花
山の芋で作った餡を少し着色してまだらに合わせて金団にします。粒餡が入っています。ピンクの寒天は梅酢で味と着色を兼ねています。
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紫陽花にも色々種類がありますがこのお菓子は額紫陽花、紅額のつもりだそうですが、雰囲気は出ていますか?
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わらび餅
漉し餡を包んでいます。きな粉のわらび餅はいまやどこでもありますが、日本一のわらび餅は「嘯月」さんではないでしょうか?水野さんは嘯月さんを御手本にし |
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てわらび餅を作っているそうです。青豆粉を使っているため青いわらび餅になっているんです。鶯餅に使う粉、きな粉と風味はほとんど変わらないけど見た目は涼しげですよね。 |
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梅雨曇
葛饅頭です。 新緑が濃くなった遠山に雨雲が垂れ込める意匠の葛饅頭です。同じように色の組み合わせで縦になったり散りばめたりしていろんな
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表現が可能です。いくつかあるうちの新しい一つに加えてもらえそうな御菓子になりそうなシンプルさです。器は七宝銘々皿、輪花型銀彩唐草紋で涼しさが一層引き立ちます。
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水無月
6月には欠かせないお菓子です。外郎製の物ですが水野さんでは葛製です。水の無い月なので光琳水の柄のガラス皿が涼しげですね。黒砂糖で甘さを調えているそうです。
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葛焼
一寸豆を裏漉して葛で練り上げ一番寝かせてから切り出して焼きました。水野さんでは焼きたてをお出ししているそうです。香ばしさが伝わって来ます。 |
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