直線上に配置

茶花・山野草 いけ花 茶の湯・御菓子

思いのまま

<<前のページ | 次のページ>>
フレーム
未開紅

 未開紅、そうです梅の代名詞、二月と言えば梅なのですが、寒い日が続き「いまだ開かず」状態なのです。
 何年か前に長浜の盆梅展へ出掛けました。言葉では表わせない幸せな良い香りに包まれたひと時でした。
 
 二月は全国の稲荷神社で初午祭があります。旧暦でされるところも多いのですが、古く民間だけに広まった宮中にはないお祭りのようです。
 稲荷信仰は、田の神の信仰として全国に行き渡っていて、春の農事にさきがけて豊年を祈るお祭りからきたものと考えられるそうです。
 稲荷神社や稲荷の祠を祭らない村でも、この日は休んで神棚に燈明を上げたり、お神酒やあぶらげ、団子を供えるところもあるそうです。
 「あぶらげ」で思い起こすのは狐です。稲荷神社と言えば狐ですが、稲荷神社にはしっかり本当の神様がいらっしゃいます。その神様が狐に乗っているから狐を稲荷の使令(つかわしめ)とするにいたったそうです。
 仏教の茶枳尼天(だきにてん)がその方なのです。

フレーム
枇杷の花

 初夏には立派な実をつけますが、開花は本当に寒い時期に訪れます。目立たない詫びた花ですが、良い香りを届けてくれます。
 

フレーム
啓蟄

 陰暦の啓蟄にはまだ早すぎますが、日差しが眩しくなってきました。それにつられたのでしょうか、サンシュユの蕾も綻び始めたところをいつも楽しみに眺めています。
 昨年の大雪の中発見した蛹が、厳しい冬を乗り越えていてくれました!。

フレーム

 もう一つ新たにアオスジアゲハの蛹を発見しました。こちらは枝ではなく枯葉に宿っているので、強風に煽られれば何処かへ飛んでいってしまいます。現に撮影後、見当たりません。
 「仲春の春、蟄虫咸(みな)動き、戸を啓き始めて出づ」三月六日の頃には戸を啓いて蛹から出てくることを祈らずにはいられません。

直線上に配置
トップ アイコン トップページへもどる