番外編
直線上に配置
小鳥達の贈り物

  通草 アケビ科 何時の間にか実を付けるようになりました。普通アケビと呼ぶときは5枚葉のものを指しますが、葉を食べて美味しいのは三つ葉アケビで、各種工芸品、家具に使うのも三つ葉アケビです。

  三つ葉アケビ  野山に自生しているアケビは7:3で五枚葉の比率が高いのですが、実をたくさん収穫したい方は近くに植えてやりますと結実がよくなります普通木の芽と言えば三つ葉アケビの新→

芽をさします。若芽や若葉を茹でて水に晒し、おひたしや和え物にして食べます。ご飯に炊き込んだものがアケビ飯です。薬用では蔓を日干しにしたものが、木通です。でも、私は食べるよりもアケビの花の匂いが大好きです!葛の花に似て甘い香りを楽しんでいます。家庭で育てる場合は地植えにすると増えすぎて困ります

   枝垂れ桜   初めは何の木か、判りませんでした。大きくなるに従い、段々枝が垂れ下がり始め、邪魔だったのですが切り倒すのも可哀想でした。7年目にして花をつけました。

     楠       これも勝手に生えています。大きくなりましたが、実がなるのでしょうか?どうして増えるのか判りませんが、アオスジアゲハがやってきて、芋虫がたくさん住んでいます。大木になるのにこんなに控えめで可愛い花だったとは知りませんでした。

    紫木蓮    大きな花をつけます。掛け花入れには向きませんが、いい香りをあたりに振り撒いてくれます。咲き頃にいつも霜が降りて綺麗に咲いてくれないのが可哀想です。

水仙 ヒガンバナ科早春酷寒に開花し、香りが良く、姿は清楚で水仙の名称は漢名の音読。仙人のように生命力が長い、湿り気のあるところを好む、などの理由で名付けられたそうです。水仙の→

最も古い絵は、ギリシャ神話で名高いミノス王の宮殿クノッソス壁画といわれています。水仙の絵は玉座の間に描かれているそうです。学名のナルキッサス神話の美少年ナルキッソス「ナルキシズム=自己愛」の語源となった美少年は、水面に映った自分自身の姿に恋焦がれ、永遠に結ばれたいと湖に身を投→

げてしまった。そのあとに水仙の花が咲いた、というのが神話の筋らしいです。思いをはせて花に見惚れるのも一興です。でも水仙には毒がありますので気を付けて下さい。球根は勿論、フサザキスイセンは葉や茎を切った時の汁が付けばヒフ炎をおこし、口に入れば吐き気を催します。くれぐれもご注意を!

     山椒    
実生の小さな芽が集まって芽吹いていました。それぞれ離して植え替えてやったら山椒の実を収穫できるまでになりました。小鳥達にお礼を言いたいぐらい!アゲハ蝶が来ます。よく見て頂くと蜜柑のような肌合いでしょ?山椒は蜜柑科です。

  ブルーベリー  何種類かのブルーベリーの苗木を育てています。でないと結実しないのです。成熟したらその場で口に入れるのが楽しみです。黒い実なので鳥は食べに来ません。

   ラズベリー   木苺です。ほって置いたら嫌になるぐらい繁殖します。野山を歩いて出会ったときは美しい自然の宝石と再認識させられます。日本には木苺の仲間は70種はあるらしいです。

  オタネニンジン ウコギ科 別名朝鮮人参です。人工栽培のみです。8世紀中ごろに日本に伝わったそうです。最近スーパーで売っているので鉢に植えて育てています。紅い実がとってもかわいらしいですよ。

     春蘭    採取して育てています。ラン科の植物の花の構造はいつ見ても感心してしまいます。幻想的な花の形は神様の贈り物としか言いようがありません。御祝い事の時は古くから塩蔵にしたものに白湯を→

注いだ蘭茶を供されてきました。桜湯は関東の習慣で比較的歴史は浅いようです。中国では古来五月を悪月と呼び、その午の日を厄日として、厄払のため蘭湯に浴して邪気を払ったそうです。春に桜を愛でるのもいいことですが、今一度古来より根ざしした私たちの本来の習慣を思い起こして、春蘭に思いをはせてみては如何でしょうか?

  石榴 ザクロ科 イラン原産が現在の定説になっています名前の由来は僧、張騫が、紀元前2世紀頃中国へ持ち帰ったところ安石国(ペルシャ)の果実で瘤に似ているから「安石榴」と呼んだことにちなみます。これ→

が略されて石榴となり、平安期に日本に入って、漢音のジャクロに近いザクロになったそうです。洋の東西を問わず、絵画のモチーフとして世界中に知られてるウフィッツッ美術館所蔵「ザクロの聖母」は有名ですが、日本にも伝わる伝説として鬼子母神の方が残酷ではありますが良い話だと思います。三井寺は有名ですね

 菖蒲 サトイモ科節句に使った菖蒲に少し根が残っていたので植えました。今では自給自足です。花菖蒲はアヤメ科ですが、こちらはサトイモ科、花は咲きませんが小さな穂が精一杯自己主張しているようです。


    柿の葉草
 マメ科ヒメハギ属 
かなり前に山でカキノハ草と思って持ち帰り育てていました。でもいつまで経っても花が咲きません。それどころかどんどん大きくなって木になってきました。柿木だと漸く気付きました。でも今年は本物です。可愛いでしょ?
トップページへもどる

     茱萸
    グミ科    なんとも冴えない花なのです。よく見ないと花と認識できません。夏ごろには真っ赤で艶々した実をつけます。花の姿からは想像できませんね。

     小梅     もう梅の実が色付きはじめまし。極寒の頃に一重の紅い花を付けていました。月ヶ瀬は代名詞ですが、開花の頃は村全体がいい香りに包まれるそうですね。

   グミの実    
花なのかも判らないような花からは想像も出来ないくらい可愛くて美味しそうな実がなります。花が地味だったぶん実になってからは精一杯自己主張しています。し過ぎて小鳥達に突付かれています。

    つるぼ        ユリ科
春頃雑草とは違う雰囲気の葉が生えていました。どんな花を咲かせてくれる植物なのか楽しみにしていました。こんなに可愛い花を咲かせています。名前を調べるのに苦労をしました。

     茗荷
知人から株を頂いて植えっぱなしにしています。気が向いたら収穫に行きますが、もう花が咲いていて美味しそうじゃなかったのです。

茶花・山野草 いけ花 茶の湯・御菓子